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産業用ロボット活用による品質向上、コスト削減事例

課題

成形品のゲートカット工程において、手作業による対応では工数が多く、作業者ごとにカット面の仕上がりにばらつきが発生していました。この品質のばらつきは後工程にも影響を及ぼし、不良や手直しのリスクを高めていました。
さらに、成形品のキャビ番号ごとの仕分けについても手作業で行っていたため、仕分けミスが発生しやすく、工程全体の信頼性を損なう要因となっていました。

対応策

これらの課題に対し、当社では垂直多関節ロボットと超音波ゲートカット機を導入し、ゲートカット工程の自動化を実施しました。これにより、カット作業の標準化と品質の安定化を図るとともに、大幅な工数削減を実現しました。
また、キャビ番号の仕分けについては、超音波ゲートカット機にシューターを取り付け、成形品をキャビごとに自動で分別できる仕組みを構築。人手による仕分けを不要とすることで、ミスのない確実なキャビ分けを可能にしました。

成果

自動化の導入により、当社の作業時間を大幅に短縮し、工数を削減することで生産効率が向上。これにより、安定した品質と短納期での供給が可能となり、お客様の生産計画や工程管理の安定化に貢献しました。

最後に

当社では、今後も現場での改善活動と自動化技術の活用を通じて、より高い品質と安定した納期対応を維持しながら、コスト競争力のある製品を継続的に提供してまいります。お客様にとって、信頼できる供給体制を確立することで、ものづくりのパートナーとしての価値を高めてまいります。